当院は、平成24年4月1日付けでNPO法人卒後臨床研修評価機構の初回の認定を受けました。その後、平成28年5月1日付けで2回目、平成30年7月18日付で3回目、今回令和4年5月1日付けで4回目、令和6年5月1日付けで5回目の認定を受けました。

同機構は、臨床研修プログラムを中心とした第三者による臨床研修評価を行うことで、研修医にプライマリ･ケアの基本的診療能力が身につけられるプログラムであるかどうか、医療人としての必要な基本姿勢・態度が身につけられるプログラムであるかどうかを検証することにより、わが国の医療の発展に寄与するとともに、臨床研修病院の質の向上を図ることを目的としています。

今回、同機構より「貴院には、熱心な指導医と意欲の高い研修医がいます。そして研修に必要かつ十分な症例数があります。病院全体で臨床研修に取り組まれていて、研修医にとって満足度の高い研修が行われています。前回指摘のあった、インシデントレポートや退院時サマリー作成の面で大きな進歩が認められます。一方で、以下の事項について検討の余地があります。臨床研修医病院であることや、研修が質の高い臨床につながっていることを、地域に対して積極的に周知し、かつ地域からフィールドバックを受けることについて検討ください。...」等のコメントを頂きました。今後これらの課題に取り組んでいく事により、より良い研修プログラムに近づいていく事が出来るものと考えています。

臨床研修に関わる厚労省の省令においては、『第三者による評価を受け、その結果を公表することが強く推奨されること。』とされており、将来は研修病院の必須の要件となると予想されます。当院は早期からこの取り組みを行っており、医学生の皆さんに安心して研修先病院として当院のプログラムにご参加いただけると考えています。

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