地域災害拠点病院
当院は、千葉県知事より平成29年4月1日付け(医第250号)「地域災害拠点病院」、平成29年8月16日付け(医第1044号)「DMAT指定医療機関」の指定を受けました。
<2次医療圏(市原保健医療圏)における地域災害拠点病院>
帝京大学ちば総合医療センター、千葉県循環器病センターについても当院と同じ地域災害拠点病院として指定を受けています。
災害拠点病院とは
災害発生時に災害医療を行う医療機関を支援する病院のことで、多発外傷、挫滅症候群、広範囲熱傷等の災害時に多発する重篤救急患者の救命医療を行なうための高度の診療機能を有し、被災地からのとりあえずの重症傷病者の受入れ機能を有するとともに、傷病者等の受入れ及び搬出を行なう広域搬送への対応機能、自己完結型の医療救護チームの派遣機能、地域の医療機関への応急用資器材の貸出し機能を有する病院で、「基幹災害拠点病院」は原則として都道府県に1か所、「地域災害拠点病院」は原則として二次医療圏ごとに原則1か所以上整備されています。
DMAT(災害派遣医療チーム)とは
DMATは、大規模災害や多傷病者が発生した後の概ね48時間以内に活動を開始できる専門的で機動性を持った医療チーム(厚生労働省が認めた専門的な研修を受講し認定された医師1名、看護師2名、業務調整員1名の計4名を基本構成)のことを言います。
災害拠点病院の主な指定要件
- 災害拠点病院においては、24時間緊急対応し、災害発生時に被災地内の傷病等の受入れ及び搬出を行なうことが可能な体制を有すること。
- 災害拠点病院は、災害発生時に、被災地からの傷病者の受入れ拠点にもなること。すなわち、「広域災害・救急医療情報システム」が未整備又は機能していない場合には、被災地から一時的な重症傷病者の搬送先として傷病者を受け入れること。また、例えば、被災地の災害拠点病院と被災地外の災害拠点病院とのヘリコプターによる傷病者、医療物資等のピストン輪送を行なえる機能を有していること。
- 災害発生時における消防機関(緊急消防援助隊)と連携した医療救護班の派遣体制があること。
- ヘリコプター搬送の際には、同乗する医師を派遣できることが望ましいこと。