宗教上の理由等による輸血拒否に対する基本方針について
千葉ろうさい病院では、宗教上の理由等により輸血を拒否する患者さんに対しての基本方針を以下のとおりとします。
「患者さんの意思を尊重し、可能な限り無輸血での治療を原則としますが、手術中・治療中に輸血なしでは生命の維持が困難となった場合には、救命のために輸血療法を行う方針です。」
具体的な方法
- 当院では、患者さんの信教の自由に基づく権利について理解し、意思を尊重しております。輸血なしで治療できる場合には、可能な限り無輸血での治療を行う努力をいたします。
- 輸血療法を行う場合には、患者さん及びご家族に対してメリット、デメリットを説明します。
- 当院の基本方針を十分に説明し理解を得る努力をしますが、どうしても同意が得られず、治療に時間的余裕がある場合には他医での治療をお勧めします。
- 時間的余裕がなく、救命のために輸血療法以外に、生命の維持が困難と判断した場合には、患者さん及びご家族の同意が得られない場合でも輸血を行うことがあります。
何卒、ご理解の上ご協力のほどお願い申し上げます。
平成27年3月
千葉ろうさい病院