消化器外科は食道・胃、大腸・肛門、肝膵胆と専門性を持ちつつ、一つのチームとして協力体制のもと診療にあたっています。年間手術件数およそ1,000例程度で、各種消化器癌に対する手術はもとより消化管穿孔や絞拒性イレウスなどを含めた緊急手術にも対応しています。また、内視鏡治療や放射線化学療法にも取り組んでおり、これにより治療において複合的、重層的治療が可能となっております。
胆石症に対する腹腔鏡下手術は全国でも有数の症例数を誇っていますが、食道癌、胃癌、大腸癌、虫垂炎などに対する腹腔鏡下手術も積極的に取り組んでおりここ数年は適応症例を順次拡大してきています。特に大腸の手術は、その90%近くが腹腔鏡下手術で行われており根治性、安全性そして低侵襲性治療の実現に務めています。また肝胆膵外科領域の難易度の高い手術にも積極的に取り組んでおり安全性も含めて安定した実績を残しています。
スタッフの充実とともに更に地域の外科医療に貢献できるよう努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。