放射線治療について
放射線療法は外科療法(手術)、化学療法(抗がん剤)と共にがん治療の3本柱です。
放射線療法は他の治療法と比べ、苦痛が少なく身体的機能温存をはかりやすい事からQOL(生活の質)の維持に一役を担っております。
また、国内社会環境における高齢化や仕事、家事・育児に適応した優しい治療法として提供する事ができます。
平成28年7月に最新の治療システムを導入しました。リニアック照射装置「True Beam」、放射線治療計画装置「Eclipse」、データ管理システム「ARIA」、呼吸同期システム「RPM」、Varian社製による一つのベンダーから統合管理された高度なシステムを用いております。
VARIAN社製リニアック「TRUE BEAM」
病巣ターゲットに対して四次元的にもmmレベルでの照射範囲をデザインし、画像ガイド下により高精度な照射技術を可能としています。
放射線治療専用16列マルチスライスCT装置(Siemens社製)ボリュームデータから、放射線治療計画装置「Eclipse」を用いて目的部位とその周辺臓器を考慮し、どのような範囲で、どのように照射するのが最適であるのかを、コンピューターシュミレーションすることができます。
SIEMENS社製16列マルチスライスCT
VARIAN社製 放射線治療計画装置「ECLIPSE」
投与線量及び線量分布の検証
治療計画データから専用ソフトを用いた投与線量や線量分布の確認や線量計による測定を行うなど、照射精度の保証・維持に努めています。
そして、より安全な放射線治療のために多項目にわたる点検・管理を行っています。
SCANDIDOS社製「DELTA4」
PTW社製3D水ファントム「MEPHYSTO」
トータルデザイン
私達は一人一人に寄り添うことを何より大切にしております。
精神的安らぎを少しでも感じていただく為、枯山水と桜の木をモチーフにして日本人の心を想起させたエントランスデザインも用いております。