血管撮影では血管が狭くなっていないか、腫瘍を栄養している血管はどれかなどを調べるために行います。
カテーテルと呼ばれる数ミリの管を足の付け根や腕の血管から入れていき、造影剤という放射線で見える薬を流して血管の状態を調べます。
当院では全身用と心臓用の2台で心筋梗塞、腹部腫瘍、脳動脈瘤、脳腫瘍などの診断に役立てており、血管拡張術、血管塞栓術などの治療も行っています。
全身用は令和5年よりキャノン社製の Alphenix INFX-8000C/H5 を使用しています。
CT検査のような画像や3Dの画像を検査中に得られ、制度の高い血管の観察が可能です。心臓用は令和元年よりフィリップス社製の Azurion7 B12/12 を使用しています。
この装置の特徴は1度の撮影で2方向の観察ができ心臓の血管にはとても有用です。検査時間の短縮や造影剤の使用量も少なくなるので患者さんの負担も軽減されます。
どちらの装置もフラットパネルディテクターというX線の検出器を使用しており、従来の装置よりもX線による被曝が少なく画質も向上しています。
Azurion7 B12/12
Alphenix INFX-8000C/H5
心血管造影装置のご紹介
新世代血管撮影装置『Azurion 7 B12』(2.06 MB)