診療科・部門等紹介

人工関節センター

ご案内

人工関節外来

(新患):月曜日(午前)

(再来):金曜日(午前、午後)

スタッフ紹介

医師名 役職・職位 認定医等 専門分野

清水 耕

センター長

高齢化社会における関節疾患と人工関節手術の増加

高齢化社会では健康寿命(健康に歩くことができ自立した生活を送れる年月)が重視されていますが、これを脅かす障害の1つとして関節疾患があり、変形性膝関節症、股関節症の患者数は全国で3000万人以上と推定されています。これに伴って人工関節手術も増加の一途をたどっており、当センターでも1年間に人工膝関節手術は約150件、人工股関節は約100件と増加し、千葉県内でも有数の症例数となっています。

世界水準の人工関節を用いて、安定した成績を

人工股関節はその材質や形状に成績が左右されるため、当センターでは世界的に実績がある機種を選択しており、その結果、過去5年間の術後の脱臼例、感染例は0例と大変安定した成績が得られています。一方、外国製の人工膝関節は日本人の膝の形状には必ずしも合っていないため、当センターでは日本製の人工膝関節を導入し、良好な屈曲角度、成績が得られています。また、手術は原則として通算2500件以上の手術実績のあるベテラン人工関節専門医が行っています。

安全重視の取り組み

人工関節を受ける患者さんは高齢の方、他の病気を合併している方が多く、術前の全身状態の精査、麻酔法の選択、術後合併症の軽減等が必要ですが、当院は19の診療科を有し、人工関節手術が安全に行える環境が整っています。また、術後の静脈血栓、肺梗塞は命にかかわる重大な合併症ですが、当センターでは医師、看護師、リハビリ科、検査科等が共同で予防に努力しています。

リハビリは入院中に

人工股関節でも人工膝関節でも、通常術後2日から歩行訓練を開始して十分なリハビリを行います。必要以上に早く退院させて外来でリハビリを行うと、かえって患者さんやご家族の負担を増やす事になるため、人工股関節のリハビリは約2週間の入院期間中に、人工膝関節のリハビリは約3週間の入院期間中に、済ませるように取り組んでおり、原則として退院後にリハビリ通院をする必要はありません。

研究成果は国内、海外で発表

当センターでは人工関節に関連した研究にも積極的に取り組んでおり、研究結果は国内のみならず、アメリカ整形外科学会でも発表し、最優秀賞の獲得やアメリカの学会新聞への掲載など高い評価を受けています。

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