正確な診断を礎に、一人ひとりに最善の乳がん治療を
乳がんをはじめとする乳腺疾患に対し、専門的な診断と治療を行い、質の高い医療を提供することを心がけています。
診断では、マンモグラフィ、超音波、MRI、CTなどの画像検査と、細胞診・針生検などを適切に組み合わせ、可能な限り正確に病状を把握することを重視しています。
治療では、手術療法・薬物療法・放射線療法を柱として、科学的根拠(エビデンス)に基づく標準治療を基本としながら、患者さん一人ひとりの病状、年齢、生活背景、価値観や希望を十分に考慮し、納得して治療を受けていただけるよう、治療方針をともに考えていきます。
概要・特長
精度の高い診断
適切な検査を選択し、病変を正確に捉える
乳腺疾患の適切な治療には、まず正確な診断が欠かせません。良性・悪性の鑑別には、マンモグラフィや超音波による画像評価に加え、必要に応じて細胞診や針生検(コア針生検・吸引式針生検)を行います。それぞれの検査の長所と限界を理解したうえで、病変に応じた最適な検査方法を選択し、診断の精度を可能な限り高めることを大切にしています。
手術療法
根治性を第一に、患者さんに適した手術を選択
乳がんの手術には乳房部分切除術、乳房全摘術、センチネルリンパ節生検、腋窩リンパ節郭清などさまざまな方法があり、病状により適切な術式は異なります。
CTやMRIなどを用いて乳房内での病変の広がりやリンパ節の転移状況を評価し、必要に応じて細胞診や組織診も行ったうえで、根治性と安全性を最優先に、できる限り不要な侵襲を避けることを心がけています。
また、患者さんが手術に対して何を大切にされているかを十分に伺い、病状とご希望の双方を踏まえ一人ひとりに適した手術方法を選択します。
薬物療法
エビデンスに基づき、病状に応じた治療を安全に
乳がんの薬物療法には、内分泌療法、化学療法、分子標的療法などさまざまな選択肢があります。
当科では、根治を目指す周術期治療から、病気とのより良い共存を目指す再発乳がんの治療まで、エビデンスに基づいた薬物療法を行っています。
患者さんそれぞれの病状・希望・生活背景などを考慮し、必要に応じて適切な遺伝子関連検査も活用しながら最善の治療を選択し、それを安全に行うことを重視しています。
集学的治療・チーム医療
多くの専門家が連携して乳がん診療を支える
乳がんの診療ではさまざまな専門分野との連携が重要です。
当院では、病理診断科・放射線治療科・ゲノム遺伝診療科をはじめ多くの関連診療科と連携し、専門的な知見を結集した集学的な治療を行っています。
また、看護師・薬剤師・医療ソーシャルワーカーなど多くの職種が、それぞれの専門性を生かして治療に伴う副作用への対応や療養生活の支援、社会生活に関する相談などに携わっています。
診療科や職種の垣根を越えたチーム医療により、治療だけでなく患者さんの療養生活全体を支えることを大切にしています。
かさがわ たかひろ
笠川 隆玄
| 役職・職位 | 部長 |
|---|---|
| 認定医等 | 日本外科学会 認定医・外科専門医 |
ふじもり としひこ
藤森 俊彦
| 役職・職位 | 副部長 |
|---|---|
| 認定医等 | 日本外科学会 認定医・外科専門医・指導医 |
いしい なつみ
石井 奈津美
| 役職・職位 | 医師 |
|---|---|
| 認定医等 | 日本外科学会 認定医・外科専門医 |
外来担当医表
| 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | 笠川 | 笠川 | - | 藤森 | - |
| 藤森 | 石井(奈) | 小田代 | |||
| 午後 | 笠川 | 石井(奈) | 笠川 | 藤森 | - |
| 小田代 | 藤森 | ||||
| 年光 | |||||
| 小田代 |
乳腺外科外来は紹介予約制

主な対象疾患
- 乳がん
- 乳腺疾患全般
主な治療
乳がん治療
早期乳がんから進行・再発乳がんまで、乳がんの診断・治療全般に対応しています。
乳腺疾患の精密検査・診断
乳がん検診で要精密検査となった方や、乳房のしこりなどの症状を自覚されている方を対象に、必要な検査を行い診断を確定します。
なお、当院では乳がんの診断・治療を必要とする患者さんの診療を中心としているため、良性と診断され、定期的な経過観察を要する方については、原則として当院での継続的な診療は行っておりません。
ご理解いただきますようお願いいたします。


