Chiba Rosai News Vol.34
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4自家発電装置昨今、我が国では様々な災害が発生しています。当院は地域の災害拠点病院として、災害下でも重篤な救命患者の救命医療を行うための高度な診療機能を維持し、被災地からの傷病者の受入れ等をするため、災害に耐えうるよう建物設備に様々な対策を行っています。建物については、入院棟は免震構造であり、他の全ての建物は耐震構造なので、大きな地震が起きても被害が起きにくい構造になっています。電気については、電力会社からの引込ルートを2系統取っており、仮に1系統が停電しても、もう1系統が給電していれば継続して受電する事が可能です。電力会社からの電気が全て停電すると、自家発電装置が起動します。当院は大型の自家発電装置を2台保有しており、停電下で一定期間での給電が可能です。また、全ての給電が途絶えた時の為に、当院はバッテリー室を設けており、生命維持が必要な装置にバッテリー給電する仕組みがあります。このように当院の電気設備は2重3重のバックアップ体制を取って、災害に備えています。給水設備については、大容量の貯水タンクと地下水汲上設備を有しており、公共水道からの給水が途絶えても、一定期間での院内給水が可能です。空調設備については、手術室、ICU・HCU、救急室、重症室等重症患者さんを治療するエリアの空調は非常用電源と接続しており室温調整や換気が可能です。このように千葉ろうさい病院は地域災害拠点病院としての役割をはたすために、設備を充実させ災害下での医療活動に備えています。会計課災害対策について

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